効果的なJavaアイテム14：APIを変更せずに表現を変更することはできません

さて、これは、Pointクラスを想定すると、かなり単純です。

class Point {
  public double x;
  public double y;
}

ここで、本質的にxとyは、2D平面内の点の表現です。使用することにした場合、たとえば次のようになります。

Point p;
p.x = 5;
p.y = 10;

xとyはパブリックであると宣言されているため、誰でもアクセスできます。したがって、ある日、ポイント表現を2D平面上の半径と角度に切り替えることにします。

class Point {
  public double r;
  public double angle;
}

上記のコードも変更する必要があります。つまり、Pointオブジェクトを使用するクライアントは、コードを再コンパイルする必要があります。したがって、xとyをパブリックとして宣言することにより、これらの宣言がPointAPIの一部になったことを制限しました。

ただし、より良いアプローチは、ポイントの内部表現をプライベートポイント状態にカプセル化し、必要な機能のみを公開することです。

class Point {
  private double x;
  private double y;

  // Computes norm2 of the point
  public double norm2() {
    return Math.sqrt(x*x + y*y);
  }
}

これで、Pointクラスを使用する人normは、次のような方法で、そのケースメソッドでパブリックAPIのみを使用できるようになります。

Point p;
// Init coordinates
double norm = p.norm();

最後に、内部表現を変更したい場合、前の例とは異なり、クライアントコードは変更の影響を受けません。